同軸ケーブルの呼称の由来

ケーブルの内部・外部の絶縁体は、従来のポリエチレン充実形ばかりでなく、誘電体損失を減らすために、発泡ポリエチレンを使用した同軸ケーブル、また外部導体にアルミテープを追加したものが作られ、今までよりも広帯域でかつ、低損失な同軸ケーブルが主流となってきました。
それが、FBケーブルです。

S-5C-FB ケーブルを例にした場合、

S : 衛星放送用
5 : 絶縁体公称外径
C : 特性インピーダンス種類
F : 発泡ポリエチレン絶縁
B : アルミ箔付プラスチックテープ+編組+ビニルシース
同軸ケーブル 呼称の説明 S-5C-FB の場合

上記のような意味として区分されていますが、最後の「B」の説明に無理があるような気がしませんか?

それはもう何年も前の話になりますが・・・とある会社が無線用アンテナの製造をしていました。
当時、テレビアンテナに使用する供給線は、平衡型フィーダー線が主流の頃で、同軸ケーブル自体が珍しかった時代がありました。
今では、同軸ケーブルが主流ですが、その当時はせいぜい、充実ポリエチレン絶縁+編組形のいわゆる、2Vケーブルしかありませんでした。
そこで、もっと特性の良い同軸は出来ないかとの事で、当時では珍しい「ふくらし粉」、いわゆる発泡剤を充実ポリエチレンに混ぜてみたり、外部から電波の影響を受けにくいようにするためには・・・とのことでアルミテープを縦添えしたりし、試行錯誤の上、新しいケーブルが作られました。

その出来上がった新しいケーブルを測定した時に、今までの同軸ケーブルより数段特性がよく、思わず『素晴らしい!』との声が上がったとのこと。

その開発した同軸ケーブルを販売することになった時、ケーブルの名前が必要だ!! 
とのことで、「○○FB」にしよう!と名前が決まったそうです。

アマチュア無線で、「FB」は、素晴らしい (Fine Business) という意味で略語として使われている事も有り、この呼称が使われるようになった、という説のご紹介でした。

【TOTORO】

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